秋の料理

華やぎと賑わい、
長崎の秋は絢爛と。

長崎くんち

日本三大祭の一つ「長崎くんち」に酔いしれる。
長崎くんちは毎年10月7・8・9日に開催される諏訪神社の秋の大祭。キリスト教の多かった長崎の町に寺院や神社を復活させるために長崎奉行が援助をして始めた祭りで、奉納踊りに異国の趣味を多く取り入れたこともあり、豪華絢爛なものとなった。龍踊りやコッコデショ、鯨の潮吹きが有名、360年余の歴史を誇っている。
写真の見事な長崎刺繍(京都西陣機業のルーツ)はくんちの奉納踊りの一つ、万屋町の傘鉾のたれ「魚づくし」。鯛、伊勢海老、鮃など金糸銀糸で描かれた魚が当時の隆盛を物語っている。

盛りこぼし

くんち料理を昔の人は“盛りこぼし”とも呼んでいた。くんちの出し物が家の近くに来ると、見物するために食事中でも飛び出して行ったからだという。普段は許されない不作法も、くんちばかりは大目にみてもらったらしい。献立はお煮しめを中心に白味噌仕立てのさらさ汁、ざくろなす等。

敬老の日

お年寄りにさかな談義を聞きながら、南蛮料理に舌つづみ。
長崎では昔から「雨の日の魚は火を通せ」と言われている。いくら新鮮なものでも雨の日の魚には気をつけなさい・・・という意味らしい。そう言っておきながら雨が続いて魚料理がお膳に乗らない日があると「一日、生臭気が切れると骨離れするようだ・・・」などと明治生まれで魚好きのお年寄りはわがままを言って主婦を困らせたらしい。

ヒカド

ヒカドというのはポルトガル語から来たもので、魚や肉を細かく切るという意味を持った南蛮料理。まぐろ、ぶり、肉、がまぼこ、大根、人参、しいたけ、サツマ芋等を細かく切って煮たものに、すりおろしたサツマ芋でとろ味をつける。

竹ん芸

坂本龍馬も、きっと手に汗したスリリングパフォーマンス!
坂本竜馬が設立した日本初の貿易商社「亀山社中」のすぐすばにある若宮稲荷神社の秋祭り。竜馬を始め、長崎を訪れた志士たちが参拝したから勤王稲荷とも呼ばれている。竹の上で芸をするから“たけんげえ”高さ10メートルあまりの竹2本にそれぞれ白装束に狐の面をつけた若者が登り、曲芸を披露する。中国の羅漢踊りが原形。

茶碗蒸し

長崎っ子は、なぜか茶碗蒸しが大好き。大きなどんぶりに、たっぷり作るのが長崎流、鶏肉、白身魚、焼きアナゴ、ギンナン、干ししいたけ、たけのこ、キクラゲ、焼き麩、そして蒲鉾は巻の赤と緑を大きめに切って配する。すべての食材をドーンと大きく使うのが美味しさのヒケツ。

島原薪能

赤々と、秋の夜の幽玄な火の舞。
島原市は歴代島原藩主が能を励行したこともあり、藩政時代から能が盛んであった。毎年10月15日に白亜の島原城天守閣の下で赤々と燃えるかがり火に照らされて舞われる能は、観る人を幻想の世界へといざなう。平成3年の雲仙普賢岳の噴火そして大火砕流の年も、人々の心にその灯を消すことなく、今に受け継がれている。

島原具雑煮

この料理の生みの親は天草四郎。その昔、島原の原城に籠城したとき、付近の野草や山菜を使って兵士のために作ったのが始まり。海の幸、山の幸の具をたっぷり10種類以上入れて一人前づつ土鍋で煮る。最後に丸餅を入れて、食卓に出る時は土鍋の余熱でグツグツ煮えているのが特徴。年中、賞味されている。
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